ダイハツ-2 ビー/コンパーノ



・ビー

1951年登場。三輪トラックのメーカーとして業界をリードしていた発動機製造(当時)の意欲作。
ボディはもとよりエンジン、足廻りともトラックからの流用ではなく、完全に新設計された。
関西地区のみで販売され、ユーザーからも好評だったが、時期尚早との判断から一年ほどで生産中止となる。




ビー

奇ッ怪極まるスタイリング。あまりに不思議なデザインなので当時のワタシの技量ではうまく描けませんでした。ホンモノはもっとスゴイです。
クルマ離れしているという点ではこれを超えるクルマはそうはあるまい。

もちろんプラモデルなんか実際にあるわけはない。ちなみに実車は二百台も作らなかったと思われる(不明)が、まだ最低でも2台以上は現存している(ハズ)。
個人的には右中央の「モーターライズ」の側面シルエットがなんかお気に入り。



・コンパーノ

1963年デビュー。当初は800ccのバンのみからスタートし、一ヵ月後にワゴン、更に半年後に2ドアセダン「ベルリーナ」(伊語でセダンの意)をラインナップ。イタリアンデザインで好評を博す。’65年には4ドアと4座オープンモデル「スパイダー」も加わる。1970年、トヨタパブリカのOEM車「コンソルテ」のデビュー(’69年)に伴い生産停止。




コンパーノ・スパイダー

’67年にマイナーチェンジする前の、ヘッドランプが小さめな前期モデル。
ミラ・ジーノがコンパーノをモチーフにしていたので(ミニのマネだと思っていた人、考えを改めること←強制)、嬉しくなって描いた一枚。その割には扱いが随分小さいが。
パースが狂っているのは判っていたこと。こうしないとハガキに収まらなかったので、気にしてはいけない。


余談だが、ミラ・ジーノはディティールといいボディのシルエットといい、ミニよりもスズキ・スズライトフロンテFEA(’64年型)に驚くほど似ている。それはもう、同じクルマじゃねぇのかってくらい似ている。余りにもマイナーなので、恐らくデザイナーは知らなかっただろうと思うが。






コンパーノ・スパイダー

モデルとしては上と同じの前期モデル。リナの愛車。




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